ビジネスチャンスに敏感に反応
「新しいマーケティング手法に触れ、自らマーケティング手法を作る」をコンセプトに、大学生を対象としたマーケティングコンテストを主催するapplimは、“ソーシャルグラフを活用したスマートフォン向けアプリの企画”をテーマに『第2回 applim』を開催している。参加チームは約120チーム(約350人)で、商品や企業、ブランド、組織などを選び、有効な販促アプリの企画・提案を競い合う。
ビッグウェーブでソーシャルグラフ台頭
リーマンショック以来の世界的不況で、企業のマス広告費の減少には拍車がかかるも、躍進を続けているインターネット広告。昨今ではtwitterを利用したマーケティングや、米GROUPON関連サービスなどの登場による、ソーシャルグラフを活用したプロモーションが増加している。今後スマートフォン市場が急成長するインターネット業界では、iPhoneとAndroidのシェア争いの激化し、ますますアプリの需要も伸びると予想される。
3 Key word
10月16日に行われたフィードバックイベントで、博報堂DYメディアパートナーズの上路(じょうじ)健介氏による基調講演では、消費者のトレンドとしてメディアの利用パターンの多様化と接触時間の減少などが指摘され、メディア側についてはソーシャルグラフの活用増加などに触れた。
同氏によるキーワードは、“予想外の結果を生む要素を残しておく”、“ロングテールの正しい理解。(売れ筋と同時に死筋商品からも利益を出す)”、“シンプルであること” の三つとしている。
この第2回大会は、10月23日に最終書類の締切り後、いよいよ11月3日に決勝イベントを迎える。
applim日経コミュニケーション