情報化社会
インターネットや携帯電話の普及により、インターネット上には、飲食店の情報があふれています。
検索の条件を設定して近所のお店を選択しても、場合によっては数百件が検出されることもあり、どのレストランもほぼ同等に見えてしまい、差別化が難しく、消費者にとっても、探すことに手間がかかってしまいます。また、インターネットに掲載して他社と差別化するため割引クーポンを提供していては、結局価格競争に陥ってしまいます。
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昔ながらの手法
そこで注目される販促方法が、周辺の住民などに対して行う「ご近所回り」です。コストがかからず、すぐに始めることができます。ご近所にアピールすれば直接店の従業員の顔を知ってもらい、信頼を得ることができます。
どのような「ご近所回り」が効果的かというと、日経レストランによれば、
1カ月の間に、20日程度は外回り営業をするのが望ましいと思います。成果が出るまでには、その程度の手間は必要です。1日当たりの訪問軒数は、20軒程度を目標としてほしいですが、一番大切なのは続けること。無理なく続けられる範囲内で訪問軒数を決めることをお勧めします
例として、10軒訪問して1軒の顧客を得ることができたそうです。
効果抜群
最近筆者の地元の駅でも、通勤時間帯になると、近所の居酒屋のスタッフが数名、看板をもって、チラシを配っています。内容は時間限定の飲み放題や、チラシをもっていけば、デザートサービスなどです。外食する予定でなかった場合でも、会社帰りにたまたまチラシをもらったことで、少し立ち寄ってみる人も多いようです。非常に古典的な手法ではありますが、購買意欲のなかった人も惹きつける効果的な販促手法です。

雑誌日経レストラン今月の特集 「ご近所回りのすごい集客効果」
http://nr.nikkeibp.co.jp/report/201007/