活きがよく、信頼性の高い市場データ
株式会社日経リサーチは3月25日、食品・飲料市場84品目の動向を分析したデータ集「
マーケットトレンドレポート2013」を発売した。
「
マーケットトレンドレポート2013」は、日本経済新聞デジタルメディアの店頭販売情報「
日経POS」と、全国約3万人の購買データを収集した消費者購買情報「
QPR」の2つの量的データを基に、独自の観点で市場動向を分析したデータ集だ。
2012年に売り上げが大きく伸びた品目のトップ3は
1位:ウーロン茶・健康茶(飲料除く)
2位:アルコールテイスト飲料類
3位:酒類関連飲料
で、いずれも2ケタ以上の伸びとなった。
今回のレポートでは、
震災影響後の消費動向、新タイプの即席袋めんや塩こうじなど、
大ヒット商品が関連市場に与える影響、野菜ジュース、シリアル類、炭酸飲料などの売り上げが、
2012年に大きく伸びた理由を探るなど、商品販売戦略に役立つデータを、豊富に紹介している。
マーケティング・販売戦略には不可欠のデータ
レポートは半年に1度、過去1年分のデータをまとめて毎年、刊行されている。今回は第3号となり、2012年1月~12月のデータを収録した。
データは「
乳製品・パン・嗜好品」、「
RTD飲料(購入後、そのまま飲める飲料)」、「
調味料・甘味料」、「
加工食品」、「
菓子類」、「
酒類」の6つのカテゴリーに分類されており、エクセルファイルでの提供となる。1品目当たり9~10ページで、全体では約800ページのボリュームがある。
前年データも掲載されているので、品目別に伸びた市場・縮んだ市場の比較も簡単だ。幅広いカテゴリーの動向や、最新商品の売り上げ状況の把握にも役立つ。
さらにどんな顧客がどの業態の店舗で購入しているか、同時に何を買っているかといった深部の情報まで分かる。カテゴリーにない商品も、問い合わせに応じたデータ提供が可能とのことだ。
食品・飲料市場の基礎資料に、事業戦略の立案材料や、商品開発、販売計画の策定など、マーケティングのあらゆるプロセスで、アイデアの源泉になること間違いなしだ。
商談や販促活動といった場面で、説得力のある提案をしたいと望むビジネスパーソンなら、手元において活用すれば強力な武器になるだろう。
マーケットトレンドレポート【ダイジェスト】|日経リサーチ
http://www.nikkei-r.co.jp/service/consume/market4.htmlプレスリリース/株式会社日経リサーチ
http://release.nikkei.co.jp/detail.cfm