鈴木光司氏
作家、鈴木光司氏の名前を知らない人も、「リング」「らせん」の作者といえば分かるでしょう。日本でまず映画化され、次にハリウッドでリメイクされ、日本独特のじわりじわりと来る恐怖に、さすがのアメリカ人も恐れおののいたことでしょう。実は、「仄暗い水の底から」もハリウッドで「ダーク・ウォーター」としてリメイクされています。
トイレットペーパー小説
そんな世界的売れっ子作家の鈴木氏とトイレットペーパーはすぐには結びつかず、ピンときませんが、林製紙が発売しているトイレットペーパーに鈴木氏の書き下ろし小説が書かれています。すでに第3弾が発売中です。第1弾、第2弾は20万巻を売り上げる大ヒットでした。
どんな小説?
トイレ1回分で読みきることができるサイズです。パッケージからして、おどろおどろしい雰囲気ですが、内容は、トイレに入った女性が体験する恐怖です。実際にトイレに入っている人が読むので、怖さは倍増です。鈴木氏の小説「リング」を書籍で読んだことがありますが、にじりよってくるような恐怖に、後ろに誰かいるのではないかという錯覚に襲われ、思わず後ろを振りかえってしまい、夜眠れなくなった経験があります。
トイレットペーパーといえば、どの製品もさほど差はなく、なんとなく安いものを買う傾向が強い商品ですが、怖いけれど見てみたい、そんな人間の心理をついた本商品の前シリーズは、なんと発売後、約1カ月で10万個を売り上げるヒットになりました。今シリーズはどれくらい売り上げを伸ばすか、楽しみです。

林製紙 鈴木光司のトイレで読む体感ホラー ドロップ
http://www.hayashi-paper.com/contents/pick-up/drop.html