20代女性ユーザー3人に2人が、スマホショッピング
ニールセン株式会社は9月5日、「スマートフォン・メディア利用実態調査」の結果を公開した。この調査は、モバイルショッピングの利用状況とモバイル広告掲載の認知について調べたもの。
調査によると、スマートフォンユーザーの49%がスマートフォンを利用して商品を購入した経験があり、年代・性別でみると、20代と30代の女性の利用者が多かった。20代女性の65%がスマートフォンから商品を購入した経験があり、平均より16ポイント高い結果となっている。
スマートフォンで購入する理由として最も多かったのは、「買いたいと思った時、いつでも購入できる」こと。特に女性にこの傾向が顕著で、「いつでも購入できる」ことや、「空いた時間に購入できる」といった、時間面のメリットを感じている人が多い。
(画像はニュースリリースより)
アプリケーション広告は認知されにくい
スマートフォンを利用している際の広告接触に関しては、「ブラウザ利用時に広告を見たことがある」と答えた人は66%。アプリケーション利用時の37%より29ポイント高いことがわかった。
サービス別の広告掲載の認知度では、「検索エンジン」56%が最も多かった。次いで「動画」31%、「SNS」20%の順となっている。
ニールセンのアナリスト・高木史朗氏は、ブラウザとアプリケーションで広告掲載の認知率が大きく異なることについて、
スマートフォンのブラウザでの広告出稿形態は、パソコン上の広告出稿形態と似ている面が多い一方、アプリケーションではその手法が統一されていないため、認知率に違いが出る結果となったと推測されます。スマートフォンユーザーの約半数が利用するSNSのうち、85%がアプリから利用されていることを踏まえると、今後の広告掲載方法の変更や広告主の増加等によって、アプリケーションの広告掲載の認知率は大きく向上する余地がありそうです。(「ニュースリリース」より引用)
と述べている。
ニールセン株式会社のニュースリリース
http://www.netratings.co.jp/news_release/