定番のカタチに一石
レトルトパウチによるパッケージが定番のインスタントカレーに、日清食品(東京本社・東京都新宿区、三浦善功代表取締役社長) が一石を投じる-。カップ麺の先駆け、「カップヌードル」が代名詞の同社は、2010年の発売から爆発的ヒットを記録している「日清カップヌードルごはん」の新シリーズとして9月2日、「日清カップカレーライス ビーフカレー 甘口/中辛/辛口」を発売する。価格は208円(税別)。
(日清食品ニュースリリースより)
ライスとセットのインスタントカレー商品は存在するが、日清のカップカレーはひと味違う。「日清カップヌードルごはん」シリーズでおなじみのボックス型容器を使用してライス、カレールー、具材を容器に入れるという、カレーの新しいカタチを提案する。ごはんもシリーズでおなじみのパフライスで、水を入れて電子レンジで熱々にするだけという簡単調理で食べることができる。
「甘口」「中辛」「辛口」の3種類
味は3種類。「甘口」は、ビーフのうまみにタマネギ、ニンジンの甘みを加えたもの。「中辛」はスパイスの香りが特徴で、「辛口」は赤唐辛子と黒こしょうの辛さがアクセントになっている。具材は3品共通のダイスミンチとポテト、ニンジン。
日清は、インスタントラーメンに続く第二の柱にと、電子レンジ調理の即席カップライス商品を2009年から展開。現在、「日清のごはんシリーズ」として「日清カップヌードルごはん」「日清カップヌードルごはん シーフード」「日清カップヌードルごはん カレー」「日清焼そばU.F.O. そばめし」「日清のどん兵衛 釜めし」「日清チキンラーメンごはん とり五目」の全6種類をラインアップ。さらに今回、国民食とも言える「カレーライス」に切り込んだ。
ライスとカレールー・具材を別々に調理するというこれまでの市場に新たな風を吹き込む、日清の「カップカレーライス」。おなじみのカップ麺の味を「ごはん」で再現したこのごはんシリーズは、即席カップライス市場に新たなユーザーを呼び込んだ。カップヌードルと同様、日本から世界へと大きく羽ばたく商品になるか、消費者の動向に注目したい。

日清のごはん
http://www.gohan-series.jp/?xadid=0001gc日清食品ニュースリリース
http://www.nissinfoods.co.jp/com/news/