企業サイトコミュニケーション力ランキング
トライベック・ストラテジーが今年4月から6月下旬にかけて実施した、
企業の自社サイト(オウンドメディア)のコミュニケーション力調査の結果が、7月11日に発表された。
対象企業は、「
主要企業Webユーザビリティランキング2012<企業サイト編>」のうち、15業界別ランキング上位であり、かつBtoC企業を中心に30社をピックアップした。
コミュニケーション力上位10位ランキングは次の通り。
順位 企業/サイト名
1. サントリー
2. 日産自動車
3. 日本航空(JAL)
4. マツダ
5. ソニー
6. アサヒビール
7. パナソニック
8. ニコン
9. au(KDDI)
10. キリンビール
(
サントリーホームページ)
情報発信力ではなくコミュニケーション力を強化せよ
これまでの企業サイトの評価は、自社の情報をいかに効率よく生活者に発信しているかが最大のポイントだった。そのため、Webサイトの使いやすさを評価する「ユーザビリティ診断」や「アクセシビリティ診断」が中心だった。
しかし、デジタル化の普及につれ、ユーザーはあらゆるメディアを通じて多様な情報を手に入れることができるようになった。このような状況では一方的な情報発信ではなく、企業とユーザーとの
コミュニケーション力が重視される。
莫大な量の情報が発信される中で、単に情報を伝達するだけでは、情報の波に飲み込まれてしまう。今後は、自社サイトを
コンタクトポイントと定め、効果的なコミュニケーションシステムを構築する方法が求められるだろう。
今回の「コミュニケーション力診断」は、以下の4つの評価軸によって、サイトを診断した。
(1)経験軸:企業の想いやコンテンツ伝達力・訴求力
(2)コミュニケーション軸:アーンドメディアの活用とコミュニケーション力
(3)PR軸 :ペイドメディア連携やCSR訴求力
(4)結果軸(行動促進軸) :コンバージョン促進やOtoO連携力
トライベック・ストラテジー社は今回の調査目的について、
企業と生活者のHUB機能を果たす企業の自社サイト(オウンドメディア)が、どれくらいのコミュニケーション力を持っているかを数値で表すことで、今後企業におけるオウンドメディアを通じた生活者との有効なコミュニケーション施策を検討する上での参考にしてもらうことにあります。
と説明している。
サントリー ホームページ
http://www.suntory.co.jp/トライベック・ストラテジー株式会社のニュースリリース
http://www.tribeck.jp/newsrelease/20130711.html#rank30