里帰りプロジェクトが「SATOYAMAイニシアティブ」に加勢
ブラザー、キヤノン、デル、エプソン、日本HP、レックスマークは2月3日、「SATOYAMAイニシアティブ」の支援を行なうことを発表した。現在プリンターメーカー6社は共同で、家庭用プリンターのインクカートリッジを回収する「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」に取り組んでいる。
この活動によって回収されたインクカートリッジ(一個当たり1円)を半年ごとに集計して拠出。「SATOYAMAイニシアティブ国際パートナーシップ」(以下、IPSI)に寄付する。寄付金は、IPSIが実施している東日本大震災復興支援活動および自然共生社会の構築を目指す活動に利用される。
里山の生態系を維持し、人との共存共生を実現する
「SATOYAMAイニシアティブ」とは、環境省と国連大学高等研究所が主唱する活動。長い年月にわたって維持されてきた里山などの二次的自然地域を保護し、生物の多様性と人間の福利に寄与する『自然共生社会』の実現を目指している。
家庭で使用したインクカートリッジを、郵便局などに設置されている、インクカートリッジの回収箱に投入することで、IPSIの社会貢献活動に協力できる。
初回の寄付金は、岩手県大槌町吉里吉里地区における震災および復興の記録映画制作に充てられる。寄付金は今後も、東日本大震災の被災地における里山・里海の復興支援などのために運用される予定だ。

インクカートリッジ 里帰りプロジェクト
http://www.inksatogaeri.jp/