何度でも使えるリユースびんのサイダー、地域限定発売
地球温暖化の要因であるCO2をカットできるリユースびんに入った「十万馬力新宿サイダー」が、1月13日より新宿区で発売された。「十万馬力新宿サイダー」は、環境省が実施している「びんリユース実証事業」として、“新宿区商店会連合会”が商品化したもので、新宿区内の約100店舗の商店で販売される。
価格は220ml入り150円(税込)。このうち50円はびんの預り金で、実質価格は100円となる。徳島産のすだち果汁を加えた、キリッとした後味の和テイストの炭酸飲料だ。
「アトム通貨」で、空きびん返却効果を狙う
「十万馬力新宿サイダー」は、空きびんを返却すると50馬力のアトム通貨がもらえる。アトム通貨とは、環境保全活動などに貢献すると貰える新宿区商店会連合会が試みる地域通貨で、加盟店でお金として使うことができる。
新宿・高田馬場はアトムが生まれた場所。新宿に縁が深い鉄腕アトムに、リユースびんの魅力をアピールしてもらおうという意図から、アトム通貨システムが採用された。
商品開発にあたっては、生協団体が構成する「びん再使用ネットワーク」が、びんの回収や洗浄といったリユースシステムの構築などをサポートして、今回の発売が実現した。環境保全と地域活性化の一挙両得を目指す取り組みの、今後の発展に注目したい。

新宿区商店会連合会
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