震災の経験から生まれた新ソーシャルメディア
今月10日、慶応義塾大学福澤諭吉記念文明塾・地球環境プロジェクトの最終発表が行われた。今回は3つのプロジェクトのプレゼンテーションが行われたが、そのうち1つのプロジェクトの発表において、新ソーシャルメディア「新エネ見聞録」が立ち上げられた。
この「新エネ見聞録」は、「1人でも多くの人にエネルギーについて考えてもらいたい」ということをねらいとして立ち上げられたもの。アドタイによると、プロジェクトに携わった学生からは
「原発事故で多くの人が停電を経験し、既存のエネルギー・システムの問題を感じるとともに、新エネルギーに高い関心を寄せるようになりました。新エネルギーには高コスト、不安定といった弱点もあります。しかし、いまは関心が高まっているのでチャンスであることは間違いありません」
と、東日本大震災についてのコメントが得られたという。
「新エネ見聞録」とは
今回立ち上げられた「新エネ見聞録」は、サイトにログインすることで新エネルギーサイトの感想を日記としてUPすることができる、というもの。もちろん他の会員の投稿した日記を読むこともでき、mixiなどの「いいね!」ボタンにかわる「行きたい」ボタンが設置されている。
今後の「新エネ見聞録」のイメージとして、メンバーからは
「ポイント制や周辺の観光施設のクーポンをつけるなどしてネットワークを拡大したい」「専門家の協力を得て、太陽光発電や風力発電、バイオマス、地熱発電など新エネルギーの仕組みについて学ぶスタディツアーに発展させたい」
といった展望が語られたという。

アドタイ
http://www.advertimes.com/20111214/article45250/新エネ見聞録
http://enewmap.info/