デジタル看板が話しかけてくる!?
ニューヨークの「Inwindow Outdoor」という会社がショッピングモールやホテルのロビーで『Experience Stations』と呼ばれるデジタル広告のテストをしている。
『Experience Stations』はモーションキャプチャや大型タッチスクリーン、NFCリーダーなどを組み合わせて看板と対話をしているかのようなイマーシブな空間をその場に作り上げる広告媒体だ。映画マイノリティ・リポートで看板が主人公に話しかけ、彼をターゲットとした看板を見せているあの場面のようなことが起こりうるということだ。
いかにして通行人を立ち止まらせるか
看板はいかにして通り過ぎる人の目を向けさせるかというミッションを背負っている。映画さながら屋外看板が話しかけてくるというのはまだ難しいようで、対話形式の看板に本領を発揮してもらうには駅の通路など移動しなければならない場所などでは難しいと予測され、物理的な制約がある感は否めない。
アプリケーションの精度によって顧客は得られる経験が変わってくるが、実現化している広告として写真ブース機能のある対話的広告や、映画の予告編を見せてチケットを買わせる機能、NFC機能のある電話機などがあるそうだ。
最近はゲーミフィケーションを取り入れた自動販売機なども登場してきている。顧客の心をつかむには目新しさだけでは不十分かもしれない。

TechCrunch(英文)-
http://techcrunch.com/2011/11/21/inwndow-outdoor-minority-report-ads/Inwindow Outdoor-
http://www.inwindowoutdoor.com/home