企業向けの伝統グッズ
同志社大ビジネススクールの「伝統産業グローバル革新塾」が3月5日から、京都の伝統技術を活用した企業向けグッズの製作を仲介するビジネスを開始する。
伝統技術を海外に
同塾は2007年に開講。京友禅や清水焼などの伝統産業に従事する職人や若手経営者が参加して、伝統産業の海外展開に取り組んでいる。
今回の新たな事業は「京都カスタマイズ」と名づけられた。ネット上で記念品製作を行いたい事業の注文や相談を受け付けて、伝統技術を持ち製品の製作できる企業や職人を紹介する。
塾長の村山教授によれば、日本企業が取引先などに配る記念品に日本の伝統技術が生かされているケースは少ないのだという。また、同志社大が海外の大学に土産品として手描きの京友禅を使った飲料容器を作って手渡したところ、それが好評だったことから
「注文に応じてものをつくれるのは京都の強みで、商機がある」
と話した。
同志社大ビジネススクール伝統産業グローバル革新塾京都新聞