ジャンクフードの子供向け広告にキャラクターの使用制限を呼びかける
オーストラリアガン評議会は子どもたちにとって健康的ではない食品の広告にアニメのキャラクターやスポーツ選手の起用をしないよう呼びかけています。
子どもが好きなキャラクターにひかれて、健康的によくないジャンクフードを購入しないようにすることが目的となっています。
ジャンクフードの定義
同評議会は特に脂肪分の高いものや糖分、塩分の高い食品のパッケージにキャラクターを掲載するのは好ましくないと考えているとのことです。
例としてケロッグのフルートループスやココポップスを挙げており、フルートループスでは30gの量に小さじ3杯分の砂糖と同等の糖分が含まれていることや、シリアルのココポップス30gだけで一日の摂取目安となる糖分やナトリウムの1/3以上の量が含まれていることを紹介しています。
子どもたちが大好きなキャラクターの影響
同評議会とシドニー大学の共同調査によると、子どもをターゲットとした食品のうち約75%のパッケージにはアニメなどのキャラクターが使用されているとのことです。
アメリカでは子どもが食べ物自体を好きではないにもかかわらず、キャラクターにひかれて食品の購入しているという調査結果もあるといわれています。
オーストラリアでは食品雑貨評議会がジャンクフードの会社に対して子ども向けの広告を控えるよう声明を出し、KFCは子ども向けのおもちゃの提供をやめる意向を示したものの、バーガーキングとマクドナルドは引き続きおもちゃの提供を続けるとしたことが注目を集めています。
Cancer Council Australia