ジュリアさんの広告写真、修正し過ぎ?
フランスの大手化粧品ブランド「
ロレアル」の広告写真に対し、
英広告基準局(
ASA)からレッドカードが出された。問題の広告は、
ロレアル傘下の「
ランコム」が発売するファンデーション「
Teint Miracle」の広告で、モデルは米女優の
ジュリア・ロバーツさんだが、その
ジュリアさんの写真が、
修正のし過ぎ
で、消費者に誤解を与えかねないと指摘されたのだ。
また、同様の指摘が、同じく
ロレアル傘下の「
メイベリン」のファンデーション(こちらの広告モデルは米スーパーモデルの
クリスティ・ターリントンさん)に対してもなされている。
写真家の腕とデジタル処理のたまもの?
「
ランコム」の広告文によれば、今回発売するファンデーションはいわば「再発版」で、10年の年月をかけて調査、現在
7つの特許を出願中だという。
問題の
ジュリアさんの写真を撮ったのは、有名な写真家
マリオ・テスティーノ氏で、「
msn産経ニュース」によれば、英
ウィリアム王子と
キャサリン妃の婚約発表の
公式写真を撮ったセレブ“ご用達”のカメラマン。一方、
ASAによれば、同カメラマンは照明を多用、
“実物以上によく見せる”ことで有名だという。
ASAは、ジュリアさんが本来持っている美しさを認めながらも、
ロレアル側から提供された証拠では、広告写真が「
デジタル処理・修整(digital post production)されたものではない」という結論には
至らなかったとし、それゆえに、消費者に「
誤解」を与えるものと結論づけている。
ちなみに、英「
Mail Online」がウワサとして伝えるところによれば、「
ランコム」の広告塔としての
ジュリアさんのギャラは
1500万ポンド(約19億円)だという。

ASA
ASA Adjudication on L'Oreal (UK) LtdMail Online
Because Julia Roberts wasn't beautiful enough: Star among celebs whose ads were banned over airbrushingmsn産経ニュース
英広告基準局が「過度の修正」 “美しすぎるジュリア・ロバーツ”掲載禁止