被災地福島からも観光復興の活動開始
東日本大震災の一連の被害から、今なお被災地の現場では先行きの見えない状況が続いている。しかし、少しでもそこへ光をもたらしたいと、地域からも観光復興のためのイベントがスタートした。「来てくんちぇ!いわき・福島 全国キャラバン」「フラガール全国きずなキャラバン」だ。
「来てくんちぇ!いわき・福島 全国キャラバン」は、いわき市、いわき商工会議所、いわき湯本温泉旅館協同組合などいわきの観光業界、自治体が共同となって立てたいわき観光共同キャンペーン実行委員会が主催するもの。そのオープニングセレモニーが8月1日、上野駅中央改札口コンコースで行われ、スパリゾートハワイアンズを運営する常盤興産株式会社の専属ダンシングチームによるフラダンスも行われた。
このフラガールは、「フラガール全国きずなキャラバン」を5月3日のいわき市内避難所への慰問公演を皮切りにスタートし、東京ほか阪神大震災から復興を遂げた神戸市など、これまで全国で約60の公演を行ってきたそうだ。今後もスパリゾートが営業再開可能予定の10月までのあいだ、全国各地で巡回講演を行う予定という。
いわきは元気です!より活気のある街へ…
「来てくんちぇ!いわき・福島 全国キャラバン」も8月末までの1ヶ月間、東京、盛岡、仙台、長野などJR東日本の主要駅10カ所でイベントを開催することになっており、いわきエリアの観光情報紹介や名産品販売などを行っていくという。委員会は、観光関連団体で一丸となり、メッセージの発信に努めている。
いわき市の鈴木副市長も、オープニングセレモニーで
「年間一千万人を超える観光客の方々をお迎えしてきたいわき市を、震災前よりもっと活気のある街にしたい」
と抱負を語ったそうだ。いわきのメッセージに、フラガールの踊りに、大きな拍手がおくられたこのオープニングイベント。今後もこうした地元の“元気”を支援していくことで、少しでもそれが光となり、笑顔が各地に戻ることを願いたい。

・
いわき市観光情報サイト 来てくんちぇ!いわき・福島 全国キャラバン・
スパリゾートハワイアンズ・
YUCASEE MEDIA(コメント引用)