マーケティング資料に最適のデータ指数、新開発
博報堂のシンクタンク「博報堂生活総合研究所」は4月9日、生活者の意識変化をデータ化するための
新指数の開発を発表した。
「
消費」、「
感情」、「
価値観」の3つの領域にわけて計7つのオリジナル指数で、生活者の動向を定点観測していく。
消費に対する欲求は『
消費意欲指数』と、「安くモノを買いたい」という意識を数値化した『
デフレ生活指数』の2つの指数で表す。
感情の変化は、暮らしで感じたドキドキやワクワクを指数化した『
ときめき度』と、嫌な感じ、煩わしい感じといった濁った感情を指数化した『
にごり度』で解明する。
価値観の変化は、自分の自立度を測る『
自立意欲』、震災後に顕著となった家族や世の中・地域との関係のあり方に着目した『
家族の絆意欲』、『
世づくり意欲』の3つの指数で観測していく。
「生活インデックスレポート」としてWeb公開
これらの指数は、生活者自身が「1
00点満点」で回答し、平均値を指数化して最新の動向を読み解く。
指数の背景なった感情の動きや出来事も、自由回答形式で聴取する。
生活総研は、新たな指数に基づく定点観測を通じて、生活者を全方位から観察し、その最新の姿を「
生活インデックスレポート」として、生活総研のウェブサイトにて定期的に発表する。
新指数発表と同日、『消費意欲指数』と『デフレ生活指数』の結果を掲載した「
生活インデックスレポート・消費動向編(4月)」が公開された。
「生活インデックスレポート」は全体平均だけでなく、
性年代別、地域別の分析結果も掲載するので、ターゲットやセグメントごとの動向を把握できる。マーケティングや企画立案など、社会のさまざまな領域で活用できるデータだ。
NEWS | 生活総研 ONLINE
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