カバン業界は右肩下がり
矢野経済研究所の調査によると、日本国内における2010年度のカバン・袋物市場規模は2001年を境に10期連続で減少している。この理由は長引く不況のほか、ここ数年ブランド物のトートなどがムック本の景品となるケースが増えたことや震災による買い控えが挙げられる。
バッグ類を選ぶ際の基準としてブランド物や使い勝手など高い機能性が好まれる一方、他の人とカブらないという視点もある。最近は手頃な値段で差別化できる個性的なバッグが数多く登場している。
片面だけナイスバディなカバン
昨年後半から多く出ているのがだまし絵的デザインのバッグだ。バッグ好きな女性はもちろん、男性からもオモシロイ!と支持を集めている。
アメリカのメーカーが発売している「Blue Contour Canvas Bag」にはスタイル抜群の女性の横向きの上半身、ボーダー柄イラストが描かれている。持ち手に腕を通すと、遠くから見れば超ナイスボディに見えるという仕組みだ。もちろん片側だけだが。5つのカラーを揃え、価格は45ドルとお手頃だ。
だまし絵的なデザイン以外にもバッグ自体のデザインが眼を引くものもある。悪G堂が販売する「リアルバケツトート」は学校には必ずあった掃除で使うブリキのバケツを忠実に再現している。染色の際はあえてところどころに色ムラまで配するこだわりぶりだ。防火用バケツをデザインした「赤バケツ」タイプもある。
ファッションの中でパッと目立つカバンは自分の個性を示すのにうってつけのアイテムだ。次の買い替えの時の参考にしてはどうだろう。

MollaSpace Blue Contour Canvas Bag
http://www.mollaspace.com/shop/contour-bag.html悪G堂
http://akujidou.com/gallery/index.html