産経新聞大阪社会部とエースコックの共同開発
大阪のご当地ラーメン作りを目指し、産経新聞大阪社会部の記者たちが、エースコックと共同開発したカップ麺「それゆけ!大阪ラーメン」が、12月5日に発売された。希望小売価格は190円(税別)。
江戸時代には「天下の台所」と称され、今もくいだおれの街として名を知られる大阪。しかしラーメン店の数は意外に少ない。産経新聞の調査によると、人口10万人あたりの都道府県別ラーメン店数では、トップの山形県の70・44店に比べ、大阪府はその6分の1の12・53店。47都道府県中、なんと最下位だったという。
大阪にはご当地ラーメンがなかった!?
「なぜ大阪にご当地ラーメンがないのか?」という素朴な疑問を感じた社会部記者が、昨年4月に「大阪ラーメン部」を結成。徹底取材を重ねて大阪の味をつくり出した。そのコンセプトは、大阪人がこよなく愛す「甘辛」味と、食材を無駄なく使い切り最高の味を引き出す「始末」の精神だった。
スープは鶏がら醤油ベースだが、そこに加わるのが香料の製造過程で残るチャーシューだれを凝縮させた液体スープ。かやくには「とろろ昆布」を使って大阪の“昆布だし”文化を表現。浪速テイストにトコトンこだわった新感覚のカップラーメンが誕生した。
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