トマトはアルコールにも効果あり
アサヒグループとカゴメが実施した共同研究の結果、お酒を飲むときにトマトを一緒に食べると、血中の
アルコール濃度が低下することを明らかにした。
この研究結果は、5月18日~20日にわたって行われた第66回日本栄養・食糧学会大会にて発表された。
(photo credit:
*Kicki* via
photo pin cc)
人々の健康に貢献するためにアサヒグループとカゴメでは、2009年よりアルコールと野菜の関係について、共同で研究に取り組んできた。
これまでは動物実験で、トマトの投与がアルコール代謝を促進させることがわかっていたが、今回はヒトにも実験を行い、その効果の検証とメカニズムを追求した。
アルコール濃度が3割低下
実験では、トマトジュース缶3本(約160ml×3本)と焼酎甲類(ストレート約100ml)の同時摂取試験を適正飲酒量にて実施した。
その結果、トマトジュースとアルコールを同時に摂取すると、トマトジュースを飲んでいない場合と比べて、
血中のアルコール濃度や体内に留まる量が約3割減少し、体内から
アルコールが消失する時間も50分早まることが確認された。
これらのことから、アルコールを飲むときにトマトを一緒に食べると、酔いの回りが緩やかになり、飲酒後の酔い覚めも早まるのではないかと期待される。

プレスリリース/カゴメ株式会社
http://www.kagome.co.jp/company/news/2012/05/001371.htmlプレスリリース/アサヒグループホールディングス株式会社
http://www.asahigroup-holdings.com/news/2012/0525.html