平成入社組と平成生まれはどう違う?
企業での入社式も一段落し、新年度も約半月以上が経過した。今年度は、大卒新入社員として『平成生まれ』の男女が入社してくる年でもある。
そこでトレンド総研が『平成生まれ』の新社会人と『平成元年入社』の社会人の「仕事」に対する意識の違いを調べるため、両者の比較調査を4月11日~4月13日にわたって実施した。
その結果、出世を望む“
野心家”の「平成元年入社組」VS役職にこだわらない“
現実的”な「平成生まれ組」、仕事に“
給与”を求める「平成元年入社組」VS“
人間関係”を求める「平成生まれ組」などの構図が浮き彫りにされた。
仕事に求めるのは「金」or「人間関係」?
まず最初に、「仕事において求めていること」をたずねたところ、どちらもトップは「
やりがい」だった。
しかし2位以降に差が現れ、平成入社組は「高い給与がもらえること」(47%)、平成生まれ組は「会社の人間関係が良好であること」(44%)がそれぞれ2位となり、「平成生まれ」の新社会人は、職場の「
人間関係」を重視する傾向にあることがわかった。
役職なんて気にしない『平成生まれ』
「出世がしたいと思っていますか(いましたか)?」の質問には、平成入社組の61%が「出世したいと思っていた」と回答。一方で平成生まれ組は40%にとどまり、
「役職は特に気にしない」が60%と半数を超えた。
お互いの印象は?
「平成入社組」が「平成生まれ組」に抱く印象は「情報能力が高そう」、「優秀そう」といった評価がある反面、「粘り強さがなさそう」、「本音で接してくれなさそう」などの声も多く見られた。
一方、「平成生まれ組」が抱く「平成入社」組のイメージは
「バブル世代を経験している」、「親とあまり年齢が変わらない」などの理由から「頼れそう」という意見と、「考え方が合わなさそう」という両極端の意見に別れた。

トレンド総研 Trend Lab
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