越冬期に栄養分を溜めこむ寒地系品種の特徴を生かした紫にんにく
HRトレーディング株式会社(本社 福岡県福岡市)は、徳之島産の紫にんにくを熟成・発酵させた黒にんにく『黒宝珠』の販売を開始した。
黒にんにくは、職人が特殊な技法で生のにんにくを約1ヶ月間熟成・発酵させて作る自然食品。にんにく特有の臭いが軽減され、ポリフェノールなど有用成分の含有量が大きく増加することから、注目を集めている。
『黒宝珠』では、原材料を希少価値の高い徳之島産の紫にんにくに限定。他の材料を添加することなく、生のにんにくだけで作り上げた。
長寿で知られる徳之島は、奄美諸島特有の粘性の強い花崗岩から出来ている赤土と、隆起サンゴ及び石灰岩の風化した粘性の弱い赤土が混ざり合った特殊な赤土が特徴。海風が吹き抜けることによって、ミネラルがたっぷり含まれた土壌に恵まれている。
独特な寒暖差があることにより、中国渡来の暖地系にんにくに変化をもたらし、越冬期に栄養分を溜めこむ寒地系品種の特徴を生かした紫にんにくが育つという。
無農薬栽培に取り組んでおり、すべて手作業で生産しているため、良質で大量生産はできない。
「S-アリルシステイン」は様々な症状に有効性あり
『黒宝珠』最大の特徴は、熟成の段階で多く生成される成分「S-アリルシステイン」の圧倒的な含有量だという。
「S-アリルシステイン」は、強力な抗酸化作用があるだけでなく、ガン予防、高血圧改善、アルツハイマー予防、動脈硬化予防、心臓疾患予防など、様々な症状に有効性があると確認されている。
また、神経細胞の寿命を延ばし、樹状突起(シナプス)を伸ばすという特性も兼ね備えており、他県産の黒にんにくと比較すると約10倍の含有量を誇る。
そのほか、成長ホルモンの分泌に大きく関係し、体内の活性化、免疫反応の強化、筋肉の強化などに効果があると言われるアミノ酸「アルギニン」の含有量は約2倍、抗酸化作用に優れる「ポリフェノール」も約1.5倍と圧倒的に多く、疲労回復に効果的な「アスパラギン酸」も多く含んでいる。

『黒宝珠』HP
http://kokuhoujyu.jp/