暑い夏に向け熱帯びる商戦
東日本大震災から、電気の無駄な使用を控えようとする動きは東日本のみならず四国にも広がっている。香川県民も省エネに取り組みつついかに快適に過ごすかという意識が広がり、その結果量販店は暑さ対策グッズの提案に躍起になっており、省エネ商戦は熱を帯びていると四国新聞社は報じている。
昭和グッズ復権、最新グッズも売り上げ好調
家電量販店は省エネ意識の高まりを商機と捕らえてすばやく対応。クールビズを前倒しする動きも目立つが、ステテコにも注目が集まる。
大手ショッピングセンターは、スーツの下につけるもの、部屋着用、外出用などを準備し販売。カラフルなデザインのものも多く揃え、若い男性からの支持を得ている。
エコ意識は、うちわ業者にとっても追い風。県うちわ協同組合連合会の山下清会長は、販促用うちわの需要増加に期待をこめる。
各店舗で扇子を豊富にそろえ、売り上げは前年度比で2割の伸びを見せているところもあるという。ここ最近見直されている水筒も売り上げを伸ばしており、今年の人気は1リットル前後の大きいサイズだ。
このような昭和グッズが再評価される一方で、機能性下着、冷却ジェル入りマットなどの最新商品の売り上げも好調。6~8月の四国の平均気温は例年より高い見通しで、当分は節電・省エネグッズが注目を集めそうだ。
四国新聞社香川県うちわ協同組合連合会