遠く離れた岐阜県にも影響
東北地方太平洋沖地震の発生が、震源から遠く離れた岐阜県にも影響を与えている。
乾電池売上げ、普段の10倍以上
ヤマダ電機テックランド岐阜長良店(岐阜市)には14日、開店と同時に乾電池などを購入する客が多く訪れた。同店によると、乾電池の販売数は計画停電発表後、関東の家族などから送ってほしいと頼まれたり、備蓄用として購入する人が増えたことから従来の10倍以上に膨れあがった。
また、防災グッズを取り扱うホームセンターバロー領下店(岐阜市)には
「被災者復興支援のため大量注文はご遠慮ください」
と大量購入自粛を求める張り紙もなされた。また同県高山市のバロー高山ショッピングセンターでは、2リットルのミネラルウォーターが通常時の10倍は売れたという。
一方で住民の自主防災意識、被災者支援意識も高まっており、老人施設勤務の早坂澄子さんは
「家族との集合場所や非常持ち出し袋の中身の確認など、見直さなければいけないことがいっぱいある」
と、また同市の主婦は
「厚着をしたり、湯たんぽなどでエアコンの使用を控え、節電に取り組んでいる」
と述べた。
岐阜新聞WEB