「のれん」で始まる結婚式
幕末から、加賀藩の能登・加賀・越中でみられる庶民生活の風習の中に生まれたという「花嫁のれん」は、加賀藩独自ののれんという。
花嫁となる娘の両親が、その幸せを祈り嫁入りの時に「花嫁のれん」を持たせるのだ。幅、長さは約2メートルほどで、縁起の良い鶴や御所車、松を図柄として加賀友禅などで仕立てあげる。
「花嫁のれん」は、花嫁の家の仏間入口に掛けられ、花嫁はのれんをくぐり、先祖のご仏前に座ってお参りをしてから結婚式が始まるというものだ。
古きよき日本の風習にふれて
石川県七尾市一本杉通りを中心に、ゴールデンウィークの2週間ほど、百数十枚の花嫁のれんが色とりどりに飾られ、花嫁道中も行われる。日本ならではの「のれん」に「文金高島田の花嫁道中」見たさに期間中は、全国から8万人もの人が訪れるという。
* と き: 4月29日(昭和の日)~5月8日(母の日)
* と こ ろ: 石川県七尾市一本杉通り
* お問合せ:七尾市観光交流課・七尾市観光協会
TEL 0767-53-8424

能登・七尾市一本杉通り公式サイト
http://www.ipponsugi.org/花嫁のれん展公式サイト
http://ipponsugi.sakura.ne.jp/noren/